“学歴詐称”疑惑に揺れている伊東市の田久保眞紀 市長が一部の公務をキャンセルしていることがわかりました。
伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市が発行した最新の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記されていますが、市長は7月2日に記者会見を開き、実際には除籍されていたことを明らかにし、市議会では強い調査権限のある百条委員会の設置議案と市長に対する辞職勧告決議案が提出されることになっています。
こうした中、田久保市長が「他の市長に迷惑がかかる」として4日午後に静岡市で行われる県市長会の定例会議を欠席するほか、6日に予定されている松川タライ乗り競争やイタリア・リエティ市との友好都市締結40周年記念式典への出席を見合わせるなど、一部の公務をキャンセルしていることがわかりました。
これを受け、市議会の中島弘道 議長は4日、「いろいろなところで逃げ出さないとか言っているけれど逃げ出しているじゃないですか!本当にもっと自分を見つめてしっかりと責任を取ってもらいたい」と怒りをあらわにしています。
田久保市長は2日の会見で「自分がつらいからといって今の状況を全て投げ出して逃げ出すようなことはしたくない」「個人的な状況で仕事に穴を開けたり、いい加減な仕事をするのが信条に反するのでそこは意地でもしっかりとやっていきたい」などと話していました。