市の広報誌には大学卒業と記していたにも関わらず、除籍されていたことが判明した伊東市の田久保眞紀 市長について、市議会では辞職勧告決議案が提出され、7日に採決を行うことが決まりました。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市が発行した最新の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記されていますが、市長は7月2日に記者会見を開き、実際には除籍されていたことを明らかにしています。

こうした中、伊東市議会では田久保市長に対する辞職勧告決議案について、7日に開かれる6月定例会最終日の議事日程に追加することが4日の議会運営委員会で決まりました。

決議案では田久保市長について「無責任かつ卑劣な人物が市長であり続けることを市議会としては到底容認できるものではない」と非難しています。

また、田久保市長の学歴に関する疑義については6月25日の市議会本会議でも議員から質問があがっていましたが、田久保市長が言及を避け続けたため、決議案では「ゆっくりとした口調で答弁を行うことで、質問時間を浪費しているようにも捉えられるなど、議員の質問権を侵害する行為が目立ったにとどまらず、答弁内容においても質問趣旨をはぐらかし、誤解を招く答弁、答弁拒否を繰り返すなど、議会に対する態度は誠実さを欠くといった程度では済まず、卑劣ですらある」とも指摘しました。

4日の議会運営委員会では田久保市長の学歴などについて調べる百条委員会の設置に関する議案の採決も7日に行うことが決まっています。

辞職勧告決議案・百条委員会設置議案ともに可決される見通しです。

テレビ静岡
テレビ静岡

静岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。