京都府宇治市の市立保育園で、50代の女性保育士が1歳児に「心理的虐待」を行っていたことが分かり、市は懲戒処分にしたと発表しました。
宇治市によると、市立保育園で去年からことしにかけて、女性保育士(50代)が給食時に泣いて食べ渋る1歳児に対し、「泣いてもあかん」などと言い続け、大声を出すなどする事案がありました。
これについて、市は「心理的虐待」と認定しました。
また、この保育士には泣きやまない1歳児を廊下に連れ出して1人で居させるなど、3件の不適切保育が認められたということです。
保育士は市の聞き取りに対し、「危ない場面で強い言葉がでた」などと説明し、反省の弁を述べているということです。
市は保護者に謝罪し、保育士を減給1カ月の懲戒処分としています。