アメリカのトランプ大統領が提案したパレスチナ自治区ガザの停戦案について、イスラム組織ハマスは内容に満足していて4日に回答する見通しだとアラブメディアが報じました。

サウジアラビアのメディアなどによりますと停戦案は、イスラエルとハマスによる60日間の停戦期間中に5段階に分けて生存している人質10人と人質だった18人の遺体が解放されるというもので、イスラエル側は合意しています。

この停戦案についてハマスは「恒久的な停戦に向けた交渉が続く限り戦闘に戻らないことを仲介役が保証する」などの文言が盛り込まれたことに満足していて、4日夕方までに回答するということです。

一方で前回の合意案と大きな違いがないと話すハマスの関係者もいるということで、さらなる修正を求める可能性もあり、合意するかは不透明な状況です。

これに先立ちハマスは2日、停戦に合意する条件について「イスラエル軍による攻撃の終結、ガザ地区からの撤退、住民への緊急支援の保証」だとする声明を出しています。

フジテレビ
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国際取材部
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