気象庁は3日夕方、トカラ列島近海で発生した震度6弱の地震について、緊急で会見を行い、当分の間、同程度の地震に警戒し、すぐに避難出来る準備をするよう呼びかけた。
地震続くトカラ列島の今後は?
3日午後5時半頃、行われた気象庁の緊急会見で、担当者はこう述べた。

気象庁地震津波監視課 海老田綾貴課長:
今般の地震に関しまして津波の心配はありません。
今般の地震によりまして、鹿児島県で震度6弱の地震を観測しております。揺れの強かった地域では、家の倒壊や土砂災害の危険などの心配があります。今後の地震や雨に十分注意をしてください。
特に必要な場合を除き、危険な場所に立ち入らないでください。
なお、この地震に関しまして、当分の間、今般と同じ震度6弱程度の地震に注意をしてください。

非常に活発な地震活動が続いており、終わりは見通せないとし、当分の間、同程度の地震に警戒し、すぐに避難出来る準備をするよう呼びかけている。
気象庁地震津波監視課 海老田綾貴課長:
今回の震度6弱ですけど、このエリアでは過去で一番大きな地震となりました。昨日はですね、震度5強程度の揺れには注意してほしいと申しあげましたが、震度6弱は今回この地域では一番大きい震度になっています。
それ以上の知見は今のところありませんので、今般は当分の間、震度6弱の地震に注意してほしい。

震度6弱を観測後も、約40分の間に、震度1以上が10回発生した。
トカラ列島近海を震源とした地震は、6月21日から相次いでいるが、震度6弱を観測するのは初めてだ。
(「イット!」 7月3日放送)
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