のどに痛みや水疱が現れる夏かぜの一種「ヘルパンギーナ」の患者数が福岡県内で増え、警報レベルに達しました。
県は石けんで手をよく洗うなどの感染予防策を呼びかけています。
県内で6月29日までの1週間に定点医療機関から寄せられたヘルパンギーナの患者数は429人で、定点あたり6.13人となり、警報レベルとなりました。
ヘルパンギーナは、プール熱や手足口病などとともに子供を中心に感染する夏かぜの一種で、急に発熱した後、のどに痛みや水疱が現れます。
発熱は1~3日続き、食欲不振や全身のだるさなどの症状が出て、のどの痛みで食事や水分を十分に取れない場合があるため脱水症状に注意が必要だということです。
原因となるウイルスはアルコール消毒が効きにくく、県は石けんでしっかり手を洗い、タオルの共用はしないなど感染予防策を呼びかけています。