プレスリリース配信元:渋谷区
渋谷区民の声を政策立案へ生かす新たな手法を検証
渋谷区(区長:長谷部 健)は、区民の多様な声をより効果的に政策へ反映させることを目的に、「デジタル民主主義2030」プロジェクトで開発されたAIシステム「広聴AI」を活用し、「ブロードリスニング」のトライアルを実施しました。「ブロードリスニング」とは、多数かつ多様な意見を効果的に収集・分析し、政策立案に反映させる手法です。従来、自由記述型の調査結果は集計・整理に多大な労力を要していましたが、AIの導入により、意見の全体像や傾向を迅速に可視化し、論点を構造的に整理することが可能となります。
今回のトライアルでは、令和6年度区民意識調査における自由記述欄の回答6,037件を対象に、「広聴AI」を用いて分析を行い、自動要約やトピックごとの分類、世代・地域別の傾向分析などを通じて、住民の声の構造や潜在的課題を的確に把握することができました。これらの技術の活用は、今後の施策立案や重点施策の選定に寄与するものと期待されます。
今後も渋谷区では、多様な区民の声を政策に反映する手段の一つとして、AIなどの先端技術の可能性を検証しながら成熟した国際都市の実現に努めてまいります。
トライアル概要
対象データ
令和6年度区民意識調査 自由記述欄(設問:現在の「渋谷区」について、あなたが感じていること〈満足していることや不満なことなど〉について、どのようなことでも結構ですのでお知らせください。)
回答件数
6,037件
使用ツール
AIシステム「広聴AI」
協力企業
株式会社ブーツ
主な分析成果
- コメント全体の自動要約
- トピック別分類とプロットによる可視化
- 世代別/地域別傾向の分析
- 政策検討に資する論点の抽出
プロット図
参考
トライアルの詳細は、下記ページをご参照ください。
「ブロードリスニング」トライアルを実施しました | 区民意識調査・アンケート | 渋谷区ポータル
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。