新潟県佐渡市の両津大川地区で毎年7月1日に行われている『龍王祭』。

祭壇には「鎌倉時代に佐渡に流された順徳上皇が海に落とし、龍が拾った」と言われる刀がまつられています。

この祭りは地元の漁師が参加し、大漁や海の安全、地域の繁栄などを願うものですが、近年、佐渡の漁業をめぐる事情は変化を見せているといいます。

【参加した漁師】
「全般的に魚の価格は下がっているが、値段が2~3倍になっている魚もある。ノドグロなどはものすごく高くなっているし、ギリギリのところで漁師の商売が成り立っている感じ」

こうした中でも、大切にしているのは漁師同士のつながりです。神事のあとにはそれぞれが持ち寄った海の幸をずらりと並べ、それぞれに親睦を深めていました。

【参加した人】
「今まで通り、皆さんの仲間の輪で、いつまでも漁師が続けられるようにやっていきたい」

NST新潟総合テレビ
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