真夏の暑さが続く中、気を付けたいのが食中毒です。
7月の「食品衛生強化月間」に合わせて島根県松江市では、保健所の職員が食品販売店への立ち入り検査が行われました。
7月1日に松江市の島根県物産観光館を訪れたのは、松江保健所の食品衛生監視員です。
食品を扱う施設の監視と指導を担っています。
松江保健所食品衛生監視員・来待幹夫さん:
保存方法が適切でないと菌が増殖してしまう可能性があります。
保健所では、7月の「食品衛生強化月間」に合わせて、食品販売店などへの立ち入り検査を行っています。
売り場では、商品が適切な温度で管理されているか確認したあと、衛生管理の徹底を指導しました。
松江保健所食品衛生監視員・高山優さん:
まず手洗いをしっかり。手袋もしていただいているんですけど、着ける前に手洗いしていただいて。あとは、調理器具とかそういったものを随時消毒していただいて。
ベーカリー店員:
サンドイッチ系が生で出すハムとかレタスがあるので、その辺の管理をしっかりしようと思います。
山陰両県では2024年6月から9月の夏の期間中に島根県で16人、鳥取県で11人の食中毒患者が発生。
気温が上がるこの時期には、特に「カンピロバクター」や「サルモネラ菌」による食中毒が多いということです。
松江保健所食品衛生監視員・高山優さん:
基本的には(菌を)つけない、増やさない、やっつけるという食中毒の3原則、予防の3原則があるんですけど、しっかり確認していただくといいのかなと思います。
においや味の変化で気づくことが難しい食中毒、保健所は予防のため食品を適切に管理し、賞味期限内でも、開封済みのものはできるだけ早く食べ切るよう呼びかけています。