静岡市のプレミアム付きデジタル商品券「しずトク商品券」の利用が始まりました。物価高で家計への負担が増えているなか市民は何に利用したのでしょうか。
女性:
何に使おうって、ワクワク感がある。どうしようかなって
夫婦:
物価高で生活が厳しいので助かる
7月1日利用開始となった静岡県静岡市のプレミアム付きデジタル商品券「しずトク商品券」。
プレミアム率は25%最大2万円で2万5000円分利用できるとあって、市民の期待も高まっています。
女性:
初めて応募したが普通の生活費、スーパーや薬局ですぐなくなってしまうと思う。お米も今高いし
女性:
しょっちゅう飲みに行ってるからうれしい。すぐ使っちゃうすぐ終わっちゃう。もっといっぱいやってほしい
帝国データバンクによるとポン酢やカレールーなど、7月の食品値上げは2024年の同じ月の約5倍。
2105品目に上り、家計への負担は今後さらに続く見通しです。
こうしたなか静岡市が物価高対策として発行したしずトク商品券。市内のスーパーでは―。
伊藤渚紗 記者:
オープンから1時間半ほど経ちました。こちらのレジではすでに数人の利用客がしずトク商品券を利用している姿が見られます。
女性:
いつも買わない物、子供の食事で悩んでいた物や、(普段)使わなかったものも買っている。2万円で2万5000円分もらえる。5000円分かなりこの値上がりの中で大きい。助かっている
女性:
5000円分(お得)だから少し飲み物とかも多く買って…助かっている。米が上乗せの5000円で1つ買える。本当に助かっている
市内に4店舗を展開する田子重では、開店から1時間あまりで6人がしずトク商品券で支払いをしていました。
駿河区で夫と2人暮らしをする女性は、商品券のおかげで少し贅沢ができるといいます。
女性:
しゃぶしゃぶ用、暑いから。シチュー用とカレーのお肉も買っておく。気にしないで買ってしまう。値段を気にせずに…(Q.お得だから?)そう、うれしい
普段より少し良いお肉をカゴに。その後も買い物を進め商品券で支払います。
女性:
肉も買えたし野菜も買えた。果物もあるし良かった。魚もある。2万5000円分あるので、あと2万円
2024年に続き2度目となるしずトク商品券。
田子重では前回、商品券による売り上げが9400万円にのぼり今回も期待を寄せています。
田子重西中原店・柴田英昭 副店長:
今だと米もまだまだ高い状況にある。少しでもしずトク商品券の得になった部分を利用もらえると良い
静岡市内約3600店舗で使えるしずトク商品券。
静岡市葵区の百貨店・松坂屋静岡店も利用可能な店の1つです。
通常の商品券などもよく利用されるのがいわゆる「デパ地下」、食料品売り場です。
地下一階に入る各テナントのレジにはしずトク商品券を利用するためのQRコードが用意されていました。
また、2000円以上しずトク商品券を利用した人を対象にクーポンがあたるキャンペーンを実施。店側も売り上げアップに期待しています。
松坂屋静岡店・木庭英之さん:
前回は初めてで立ち上がりから大きな動きはありませんでしたが、少しずつ食品を中心に増えてきた。日常より少しいいものを買ってもらう“プチ贅沢”で使ってもらえたら
70万5000口あまりの申し込みがあったしずトク商品券の購入期間は7月21日までで、利用着減は10月末まで。
物価高が続く中でどこまで市民の日々の生活の助けになるのか注目です。