今年開業100年を迎えたJR仙石線に、今年12月、新たな車両が導入されることになり、6月30日、報道に公開されました。乗客1人あたりの座席幅は2.5センチ広がり、ゆったりと座れる設計にしたということです。

車両前面にデザインされた青いドット柄。30日に公開されたJR仙石線に導入される新たな車両「E131系」です。

海をイメージしたという車内には、各車両ごとに防犯カメラが設置されたほか、東北地方を走る車両としては初めて、運行情報などを表示する液晶ディスプレーが設置されました。

また、車体の幅を従来より広くしたことから、1人あたりの座席幅も2.5センチ広くなり、ゆったりと座れる設計にしたということです。

記者リポート
「フリースペースが全車両にあり、多様性に配慮した現代的な設計になっているということです」

車いすやベビーカーを利用する人のためのフリースペースも、全ての車両に設置されました。仙石線に新たな車両が導入されるのは1941年以来、実に84年ぶりとなります。

JR東日本東北本部 鉄道事業部モビリティ・サービスユニット 坂巻勇紀マネージャー
「より快適でより安定した鉄道輸送サービスを提供できると考えている。新型車両を体感してほしい」

JR東日本によりますと、7月から試運転を開始し、今年12月から営業運転を始める予定にしています。

仙台放送
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