香港で反政府的な動きを取り締まる国家安全維持法が施行されてから、30日で5年を迎える中、民主派団体が解散を発表しました。
「社会民主連線」のリーダー・陳宝瑩さんは29日に開いた会見で「私たちは非常に大きな圧力に直面していて、メンバーの状況を考え、決断しなければならなかった」と述べ、解散を発表しました。
社会民主連線は、2020年の国家安全維持法が施行された後も街頭で言論の自由などを訴え続けてきましたが、今回の解散により、民主派団体は香港から姿を消すことになります。
一方、香港当局は国家の安全維持に「完了形はない」として、今後2年間で毎年5000から7000台のAI搭載の防犯カメラを設置し、さらに圧力を強める構えです。