女性3人のボーカルユニット「パフューム」の独創的な衣装の数々を集めた展覧会が6月28日から岩手県盛岡市の県立美術館で始まります。
開幕直前の会場の雰囲気を伝えます。
盛岡市本宮の県立美術館では6月28日から「パフュームコスチュームミュージアム」始まります。
この展覧会は精巧なダンスと近未来を連想させるテクノポップサウンドが人気の「パフューム」の初めての大規模衣装展で、これまで3人が実際に着用した衣装の中から選りすぐりの約180点が集められています。
3人の活躍を彩ってきた衣装の数々がずらりと並んでいて、この空間にいるだけで思わず踊り出してしまいそうな気持ちになります。
会場ではテレビ番組などで着用した衣装を2005年のメジャーデビューから現在（2025年）まで年代順に第1章から3章に分けて展示しています。また第4章にはライブで着用したものなど特別な衣装が展示されています。
このうち2016年から2025年の第3章「未来を超えて」のエリアには、2018年にリリースされた曲「Ｆｕｔｕｒｅｐｏｐ」の衣装が展示されています。
グレーを基調にワントーンでまとめられたシンプルなデザインながら、それぞれの個性が引き立つようなスタイリングになっているのがパフュームの衣装の特徴です。
メンバーの1人「あ～ちゃん」の衣装はスカートがひざ丈になっていてトークでの進行役もさらっとこなすしっかり者で落ち着いた彼女の雰囲気にぴったりだと感じます。
つづいて黒髪のロングヘアがトレードマークの「かしゆか」さんはミニ丈のデザインでスタイルの良さを生かしたシルエットになっています。
クールで力強いパフォーマンスが印象的な「のっち」さんはパンツスタイルでスタイリッシュかつモダンな雰囲気が際立ちます。
そして美しい深紅のドレスは2023年リリースされた「ＳｐｉｎｎｉｎｇＷｏｒｌｄ」の衣装は曲のテーマがカラクリ人形ということで後ろにはぜんまいがついています。
随所にぜんまいの歯車を思わせるギザギザモチーフがあしらわれていて、スカートは優雅に広がるように布の分量が細かく計算されているそうです。
そして特別な機会に着用された第4章の衣装の展示コーナーには3人が2017年の紅白歌合戦で着た衣装があります。
衣装はクリスタルの装飾、広がる袖が華やかです。
パフュームコスチュームミュージアムは今回が全国で5カ所目となりますが、この衣装は岩手会場が初めての展示です。
企画に携わった久慈達也さんは「パフュームの衣装は1点1点非常に丁寧につくられていてオートクチュールのような仕上がり。ぜひ近くによってご覧いただきたい」
「岩手会場では17着の新出展衣装がある。楽しんでいただきたい」
と話しています
パフュームコスチュームミュージアムは28日から9月28日まで開催されます。
