J2リーグ4位のベガルタ仙台は6月28日、勝ち点2差の6位、磐田との上位直接対決に臨みます。勝利の鍵を握るサイドバック奥山選手が決意を語りました。
自動昇格圏内の2位千葉に勝ち点1差と迫る仙台。勝利すれば自動昇格圏内浮上の可能性がある次節の相手は、リーグ屈指の高い攻撃力を武器に、現在8戦負けなしの6位ジュビロ磐田。J1昇格を争うライバルとの上位直接対決に臨みます。
郷家友太選手
「上に行くか下に行くか、大事な分岐点になる試合なので、この直接対決は強い覚悟を持って臨みたい」
森山佳郎監督
「今一番強いというか、120%ぐらい出さないと勝てない。前半戦負けた悔しさもある」
ホームで行われた前回対戦。仙台は2点差から同点に追いつく粘りを見せましたが、試合終盤に勝ち越され、ホームで唯一の黒星を喫しました。この試合で悔しさを味わったのが左サイドバックの奥山選手です。
奥山政幸選手
「特に対面のクルークス選手を抑えるというところで使ってもらったと思うので」
磐田の攻撃の核を担う、アシスト数リーグ1位のジョルディ クルークス選手。リーグ屈指のサイドハーフ対策として守備力が特長の奥山選手は先発起用されましたが、クルークス選手にクロスでアシストを許すなど持ち味を発揮できず、前半で無念の交代となりました。
奥山政幸選手
「クルークス選手に結果を残されたというところは、僕の負け。そこでチームにプラスの力を出せなかったところは悔しい部分」
仙台のサイドバックには真瀬選手や石尾選手など、攻撃に特長を持つ選手が多い中、高い対人能力や鋭い読みなど守備面で信頼を勝ち取ってきた奥山選手。チームの中で求められている役割を果たせなかった前回の雪辱に燃えています。
奥山政幸選手
「次節、出場するチャンスがあれば、しっかりクルークス選手は抑えたい。チームにどれだけプラスな働きができるか、そこにフォーカスしてやりたい」
今度こそ相手キーマンを封じ、勝利に貢献できるか?雪辱を誓うサイドバックが自動昇格圏内浮上がかかる重要な一戦に臨みます。
奥山政幸選手
「僕たちが目指すところを考える上では、絶対勝たないといけない相手。アウェーですけど、勝って皆さんと喜び合えたらいい」