走行中の地下鉄車内で目撃されたのは、多くの乗客がいる中、液体をぶちまける男。
そして、瞬く間に車内は炎上。
突然の放火で乗客がパニックに陥った犯行の一部始終です。
韓国・ソウルの市内を走る地下鉄の車内で、男がバッグからペットボトルを取り出すと、キャップを開けるやいなや、中の液体をバシャバシャまき始めたのです。
この液体が何かというと、乗客は「ブワッとガソリンの臭いがしました」と話します。
その瞬間、乗客たちはパニック。
慌てて逃げようとする人がつるっと滑り、転倒する場面もみられました。
脱げたサンダルなど気にしている時間はありません。
直後、男がライターを取り出すと、車内は一瞬にして火の海となりました。
その後、乗客は次々と別の車両へと移りますが、煙はいや応なく押し寄せてきます。
この火事で400人もの乗客が車両の外へと退避。
当時車内にいた6人が、煙を吸って病院に搬送されました。
火をつけたのは67歳の男で、乗客160人を殺害しようとした殺人未遂などの罪で起訴されました。
男が火をつけた動機は「離婚訴訟の結果に不満があり、不特定多数の人に怒りをぶつけようとした」という身勝手極まりないものでした。