建物のベランダで目撃されたのは、刃物を片手に抵抗する男。
これは埼玉県警が行った、立てこもり事件を想定した訓練の様子です。
設定は、浮気が原因で刃物を持った彼氏が彼女を人質に立てこもったという“男女間のトラブル”。
まずは安全確保のため、隣人の避難誘導。
そして、立てこもった部屋の玄関越しに、人質の安全を優先しながら粘り強い説得を続けます。
警察官:
興奮してるから心配なんですよ。
犯人役:
帰ってくれよ!
警察官:
彼女さんとも直接お話ししたいんで。
訓練とはいえ緊迫した空気の中、ついに確保。
警察官:
刃物!刃物捨てろ!!
近年、埼玉県で起きた立てこもり事件は4件。
そのうち2件は6月中に発生していることから、約40人の警察官が訓練に参加したといいます。
刑事部捜査第一調査官・中澤史和さん:
警察署の初動対応の執行力を図りながら、我々も迅速に対応できるように訓練を重ねて、安全安心の確保に努めていきたい。