プロバスケットボールB2リーグ・愛媛オレンジバイキングスのオーナーとなった東京のIT企業「サイボウズ」。青野社長がJR松山駅近くに検討されているアリーナ整備について、愛媛県の松山駅や松山市での整備にこだわらない考えを示しました。

昨シーズンは5勝55敗と低迷し、2年連続西地区最下位に終わった愛媛オレンジバイキングス。

サイボウズ・青野慶久社長:
「この度、愛媛オレンジバイキングスの経営に、参画させていただくことになりました。」

チームの建て直しへ、愛媛オレンジバイキングスの経営に参画することが決まったのは、東京のソフトウェア開発企業「サイボウズ」です。

サイボウズは1997年に松山市で創業。業務のシステム化を実現するクラウドサービス、「キントーン」を手がけるなど成長を続けています。

サイボウズ・青野慶久社長:
「プロスポーツエンターテインメント事業としてサイボウズが取り組む。男性だけでなくて、女性や子供たちにもとても人気の出るコンテンツ。ただ強くするには、先立つものが必要だということで、私たちも資本と体制作りを協力させていただく。これによってバイクスは飛躍的に成長を遂げていくだろうと、自信をもって見ております。」

サイボウズは今回、クラブを運営する「エヒメスポーツエンターテイメント」の株式を50.15%取得。経営権を持つ筆頭株主として、この運営会社を子会社化しました。

サイボウズの青野慶久社長は、運営会社の会長として強みのDXを生かしながら、経営と運営の両面でサポートします。そして将来は、来年から始まる新リーグのトップカテゴリーにあたる「Bリーグプレミア」入りを目指すバイクス。Bリーグプレミア入りの条件の一つとなるのが、ホームとなる5000席以上のアリーナの存在です。

現在、松山市がJR松山駅近くに5000席以上のアリーナ整備を検討する中、青野社長からは注目の発言がありました。

サイボウズ・青野慶久社長:
「アリーナは自分でコミットして、お話をいろんな方としていきたいと思ってます。松山市とも直接お話しますし、他の自治体でもお話があれば伺ってみたいと思いますし、松山でもJR松山駅以外でも選択肢があるかもしれませんし、お金の集め方ですね一番は。どういう形であれば、たくさんの方が出しやすいんだろうか。そのあたりも含めて、私は関わっていきます。」

JR松山駅や松山市でのアリーナ整備にこだわらない考えを示した青野社長。青野社長の発言をうけ、松山市は「JR松山駅周辺でのアリーナ整備を目指している本市としては、バイクスやサイボウズと一緒に進めていきたい」とコメントしています。

アリーナ整備の行方は、今後の展開が注目されます。

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テレビ愛媛
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