佐賀空港の開港時に就航していた大阪・名古屋便について県は26日の常任委員会で路線再開に向けて検討を進めていることを明らかにしました。
これは26日開かれた県議会の地域交流・県土整備常任委員会で県が明らかにしたものです。1998年に開港した佐賀空港は東京・大阪・名古屋の3路線が就航していて県空港課によりますとピーク時には大阪便で13万5千人が、名古屋便で6万人が年間で利用していました。
その後利用客が伸び悩んだことから名古屋便は2003年に、大阪便は2011年に運休となっています。
県は路線開設によって人口の多い関西・中京圏からの観光やビジネス利用が期待できるほか、関西国際空港や中部国際空港など国内外の多くのLCCが就航しハブ空港として機能する両空港とつながることで空港経由の海外旅行やインバウンド客の増加も見込んでいます。
県・空港課の青山拓実課長は「運休当時に比べて佐賀空港の利便性やアクセス性は高まっていることから誘致活動に取り組み関西・中京圏との路線開設を目指したい」として路線再開に向け検討を進めていると説明しました。