駐日ロシア大使が8月9日に長崎市で開かれる平和祈念式典に、出席する意向を示しました。
その一方で、広島の平和記念式典については見送る方針です。
ロシア国営タス通信は、8月9日に長崎市で開かれる平和祈念式典について、「ロシア大使館は長崎市の担当者から招待状を受け取った」と報じました。
招待状は、長崎市長の署名入りで、ニコライ・ノズドレフ駐日大使宛てだということです。
原爆の日の式典への出席をめぐって、ロシアは、ウクライナ情勢などを踏まえて2022年以降、広島市と長崎市から招待を受けていませんでした。
また、今回、広島市から式典の案内が郵送で届いたものの、ロシア大使館は「行事の概要を伝える内容で正式な招待状とはいえず、依然として政治的姿勢を改めていない」として出席を見送る方針です。