広島県では25日夜から26日明け方にかけて、日本海の低気圧からのびる寒冷前線が通過しました。前線には湿った空気も流れ込み、前線に伴う発達した雨雲が県内にかかりました。
雷を伴いながら、短時間のうちに強まる雨が各地で観測されました。
1時間あたりの降水量でみると、府中市で最大33ミリ(午前4時49分)。これは「バケツをひっくり返したような雨」と表現されるほどの激しい降り方です。
次いで、広島市中区で28.5ミリ(午前1時26分)、東広島市で28ミリ(午前2時41分)の強い雨が観測されました。1時間降水量が20ミリ以上になってくると、寝ている人でも半数くらいが雨に気づくとされています。
所々で浸水害や土砂災害への警戒を呼び掛ける大雨警報も発表されました.