東かがわ市議会の渡邊堅次議長を巡って、市の職員に対するパワハラ疑惑が浮上しました。上村一郎市長が6月26日、市議会に対し事実関係を調査するよう申し入れました。
上村市長は、市議会の山口大輔副議長に申し入れ書を手渡しました。
申し入れによりますと、渡邊議長は、6月19日に開かれた市の職員と市民の会合で、緊急性がないにもかかわらず職員を呼び出し、運営に支障を生じさせたということです。また複数の職員に対し、感情的な厳しい口調で詰問したということです。
上村市長は市議会に対して、事実関係を調査し厳正に対処することや、市議会で経緯を公表することなどを求めました。
(東かがわ市 上村一郎市長)
「議長という権威を盾に職員に強要・要求したことは非常に重いと判断して、今回の申し入れになった。事実関係を明らかにしてもらい、二度とこういうことが起こらないよう対処してもらうことが一番」
申し入れを受け、渡邊議長は、次のように話しました。
(東かがわ市議会 渡邊堅次議長)
「常に職員とコミュニケーションを取ったつもりだったが、そういうふうに捉えられたら反省する。詳細な調査をしてもらい、透明性のある答えがしたい」
渡邊議長に辞職の考えはないということですが、上村市長は、できるだけ速やかに調査結果を報告してほしいとしています。