庄原市の高齢女性殺害事件の続報です。
被害者の家の中には荒らされた形跡がなく、勝手口は施錠されていなかったことが捜査関係者などへの取材でわかりました。
また、遺体の第一発見者が当時の状況を語りました。
【毛利記者】
「事件から2日たち、今朝から出入口付近にブルーシートがかけられています。室内で鑑識作業がおこなわれているものとみられます」
24日夕方、広島県庄原市東城町の住宅で、一人暮らしの矢吹定代さん84歳が、何者かに頭を複数回殴られ殺害された事件。
遺体を発見した女性は、矢吹さんの親族に、「連絡がつかないから様子を見に行ってほしい」と頼まれたといいます。
【遺体の第一発見者】
「玄関は閉まっているし、郵便物とか回覧とかそのままぶらさがっていたので」
正面玄関は施錠されていたものの、勝手口は開いていて、玄関の近くに矢吹さんがうつぶせで倒れていたということです。
【遺体の第一発見者】
「穏やかで優しくて人の悪口を言ったりすることはないし、人あたりもいいしだから近所のお付き合いもとてもよくて、とても悔しい思いです。いい人だったし、だから早く犯人を捕まえてほしい」
捜査関係者によりますと、家の中に荒らされた形跡はなく、また、警察に、矢吹さんに関するトラブルの相談はなかったということです。
警察は、犯人の行方を追うとともに、司法解剖を行い死因の特定を進めています。