名古屋鉄道は2025年5月26日、名古屋駅前一帯の再開発のイメージ図を公表しました。新たに入るホテル「アンダーズ」は、世界屈指の高級ホテルで、その概要を調べました。
名古屋駅の再開発では、名鉄百貨店から日本生命笹島ビルまでの敷地面積およそ3万2700平方メートルに高さ170メートルほどの商業施設やホテル、オフィスなどが入る高層ビル2棟が建設される予定です。

また、笹島交差点付近には空中回廊を作ったり、北側のビルの名駅通沿いにはテラス空間が設けられるということです。

これまであった名鉄グランドホテルは営業を終え、新たに高級ホテルの「アンダーズ」が入ります。

「アンダーズ」を運営するのは、アメリカに本社を構え、2025年3月末時点で、世界79カ国に1450軒以上のホテルなどを展開する巨大ホテルチェーン「ハイアット」です。

「ハイアット」には30以上のホテルブランドがあり、「アンダーズ」はその中でも最高級ランクの位置付けです。

現在日本には、東京都港区虎ノ門の1か所のみです。公式の予約サイトでは、1泊10万円以上からの料金設定となっています。
「ハイアット」のデービッド・ユデルさんは先日の会見で、「その土地それぞれの文化や個性を取り入れている。名古屋が誇る産業や革新、また戦国武将や城下町としての歴史ある文化に根ざしたストーリーをお届けしたい」と話しました。名古屋にできる「アンダーズ」も、名古屋の特徴をとらえたホテルになるかもしれません。

アンダーズ名古屋は客室およそ150室です。

レストランや宴会場のほか、屋上に屋根のないルーフトップバーや屋内プールなども設けられます。

2034年度にオープンする予定です。
2025年5月30日放送
(東海テレビ)