山形新幹線の新型車両の電源装置が故障して列車が停止したトラブルで、装置の半導体が損傷していたことが新たにわかった。
6月17日、山形新幹線の新型車両「E8系」の回送列車が電源装置の故障によって停止したほか、同じ日にほか3本の同型列車でも同様のトラブルが相次いだ。
その後のJR東日本の調査で、電源装置の半導体が損傷していたことが新たにわかった。
損傷の原因は特定できておらず、JR東日本は気温などの影響も視野に原因を調べている。
この影響で山形新幹線は単独での運転を中止している。
26日までは上下合わせて30本の運休が発表されていたが、27日~30日までも同程度の運休となり、30本以上が全区間または一部区間で運休する。
一部区間運休の新幹線の多くは山形~福島間での折り返し運転となっていて、東京方面に行く際は乗り換えが必要。
新庄~東京間の直通運転は上下それぞれ1本のみ。
7月以降の運行計画は6月27日ごろに発表予定で、JRはホームページなどで最新の運行状況を確認するよう呼びかけている。