県が再び導入を検討している「副知事2人制」について、吉村知事が新たな副知事に国交省の官房参事官・折原英人氏を充てる方針であることがわかった。7月1日の県議会で人事案を提出する見込み。

県は現在1人の副知事を2人に増やすため、条例の改正案を県議会に提出し、審議が続けられている。
吉村知事はこれまで新たな副知事の人選を進めていて、関係者によると、国交省・官房参事官の折原英人氏(51)を充てる方針であることがわかった。

(吉村知事)
「(Q.副知事は国交省の方ということだが?)現時点では何も言えない」

折原氏は1998年に旧運輸省に入り、鉄道局での勤務や航空局・航空ネットワーク部近畿圏・中部圏空港課長、文化庁参事官などを歴任した。

吉村知事は山形新幹線の仮称・米沢トンネルの整備や、JR米坂線の復旧、山形・庄内両空港の滑走路延長、豪雨災害からの復旧など県が抱える課題に対応するため、折原氏が適任と判断したとみられる。

7月1日の県議会で「副知事定数条例」の改正案が可決された後、副知事の人事案が提出される見通し。

さくらんぼテレビ
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