女川原発の敷地内に建設が計画されている使用済み核燃料の一時保管施設について、東北電力は6月23日、近隣の5つの市と町に説明を行いました。

女川原発から半径30キロ圏内(UPZ)にある5つの市と町のトップは、今年度初めてとなる協議会を開きました。この中で東北電力は、女川原発の敷地内に建設が計画されている「乾式貯蔵施設」について説明しました。

「乾式貯蔵施設」は使用済み核燃料を特殊な金属製の容器に入れ、空気を循環させて冷やす施設です。女川原発2号機の使用済み核燃料は現在、建屋内のプールで冷却されていますが、今後4年ほどで容量の上限に達するとされています。着工は2026年5月を予定し、2028年3月の運用開始を目指しています。

東松島市 渥美巌市長
「あらためて県からこの問題について問われた際に、しっかりと我々のUPZとしての考え方を述べる必要があるなと思って、研修をまずしている」

協議会は7月、玄海原発がある佐賀県を視察する予定です。

仙台放送
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