アメリカのトランプ大統領はイランの核開発問題の進展に向けて、来週、アメリカとイランの当局者が会談すると明らかにしました。
トランプ大統領は25日、NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議の後に会見し、イランとの外交交渉による核問題の進展に言及しました。
トランプ大統領:
来週、イランと話し合う予定だ。合意書に署名する可能性もあるが、詳細は未定だ。
またトランプ氏は、アメリカ軍による攻撃でイランの核施設を「完全に破壊した。核開発を数十年遅らせた」と主張しました。
欧米の主要メディアは24日、アメリカの情報機関の初期分析として、「中核部分の破壊には至らず、計画を数カ月後退させるにとどまった」と報じていて、トランプ氏は改めてこれを否定した形です。
こうした中、CIA(中央情報局)のラトクリフ長官は25日、イランの核開発計画が「深刻な打撃」を受けたことを示す信頼できる情報があるとの声明を発表しました。
またトランプ氏は、SNSで「ヘグセス国防長官が日本時間の今夜、記者会見する」「偉大なパイロットの尊厳のために戦う」「反論の余地のないものになるだろう」と投稿するなど、政権をあげた疑念の払拭に躍起になっています。