気象庁は26日午前9時5分、火山情報を発表した。新燃岳で噴火が発生している模様で、高原町で降灰があったとのこと。発表内容は以下の通り。
本日(26日)7時58分頃に、宮崎県高原町役場より降灰があったと通報がありました。
【火山活動の状況】
本日(26日)7時58分頃に、宮崎県高原町で降灰があったと高原町役場より通報がありました。新燃岳で噴火が発生しているもようです。気象庁が設置している監視カメラでは、雲のため噴煙や新燃岳火口周辺の状況は不明です。
噴火に伴うと考えられる空振は観測されていません。
火山性地震の前24時間の回数は300回を超えて多い状態で経過しています。
【防災上の警戒事項等】
弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね3kmまで、火砕流が概ね2kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね3kmの範囲では警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
2011年と同様に爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。