連日の暑さの影響はトマトにも出ています。
農家・佐野史洋さん:
夏の暑さの影響で中身がブヨブヨになっている。煮えたような感じ
葉や茎が枯れ、実が柔らかくなったトマト。
変色してしまったものも…。
連日の暑さの影響です。
富士宮市の農家・佐野史洋さん。
約15年にわたりハウス栽培でトマトを生産していますが、真夏を迎える前のこうした異変は初めてだと言います。
農家・佐野史洋さん:
遮光カーテンで昼間の暑い時に太陽の光をさえぎって実に陽があたって焼けないようにしていたが、室温がそれほど下がらなかったのでこういう状況になってしまった
例年ならば7月中旬まで出荷できるトマト。
しかし、2025年は100キロ近いトマトが残っていますが廃棄処分せざるをえないそうです。
農家・佐野史洋さん:
せっかく赤くなるまで育ってくれたトマトがこんな最後になってしまって、すごく残念
気候変動による影響は仕方ないと受け止めている佐野さん。
ブラジル原産のジャボチカバや中南米原産のアボカドなど、暑い夏でも生産できる果物の栽培に挑戦しています。
気象台によりますと、県内は26日以降も30℃を超えた蒸し暑い日が続き、特に27日は猛暑日に迫る暑さが予想されています。
熱中症への警戒が必要です。