落合健悟 記者:
キュウリを栽培するハウスでも先週の暑さの影響が出ています。こちらの木はすでに枯れてしまっているということで葉っぱもしおれてしまっています
静岡県浜松市中央区の農家・袴田和人さん。
5つのハウスで1年を通してキュウリを栽培しています。
袴田胡瓜販売・袴田和人 代表:
成長点、枝の先端部分が焼けてしまって、葉っぱもこんな感じで焼けてしまって、症状のひどかったものはこのように木そのものが枯れてしまうという状況
梅雨入り後の雨と先週の急激な気温上昇の影響でハウス全体のうち4割ほどの木が枯れ、収穫前のキュウリにも被害がでました。
雨でハウス内の湿度が上がり木が病気になった上、強い日差しを浴びたことでその病気が悪化したことが原因です。
袴田胡瓜販売・袴田和人 代表:
ここまで(被害が)出た年はさすがになかったなというところで僕もびっくりしました。ここまで本数が多いのかというのは
天候の影響を受けやすい農業。
本格的な暑さを前に対策を進めています。
ハウス内には気温上昇を少しでも和らげられるよう照り返しを防ぐシートを敷いたほか、直射直射日光を避けるため遮光ネットを設置。
ただ、今の時期は日差しが少ない時間はあえて遮光ネットをあけてキュウリに日光をあてているといいます。
袴田胡瓜販売・袴田和人 代表:
これからの時期、梅雨明け本当の真夏に備えて、なるべく暑さに慣らす。根っこをよく動かす水をたくさん吸う習慣づけをしている。
この夏も予想される猛暑。
試行錯誤しながら乗り越えたいと話します。
袴田胡瓜販売・袴田和人代表:
それに対応できるような栽培管理、ハウスの設備をやっていかないと難しいなと。天気のせいと言ってしまえばそれまでなんですがそこをうまく対応して、少しでもお客様に安定して供給していこうと思います。