県は新たに「土砂災害のおそれがある箇所」として約4700カ所を抽出し25日から県の地理情報システム上で公開しています。
県河川砂防課によりますと県内では約1万3千カ所が「土砂災害警戒区域」に指定されています。
近年、全国の警戒区域に指定されていない地域で土砂災害が発生したことを受け国は2020年に地形の状態をより詳細に把握するよう方針を示しました。
これを受け県でも県内の地形をより細かな範囲ごとに分析し、約4700カ所を新たに「土砂災害のおそれがある箇所」として抽出しました。
県は県内の土砂災害警戒区域などを閲覧できる地理情報システム「安図くん」に今回新たに抽出した「土砂災害のおそれがある箇所」を掲載して25日から公開しています。
県は「今後、現地調査を踏まえて土砂災害警戒区域の指定を進めていくことになるが、指定を待たず今回の情報を活用し命を守る行動につなげてほしい」としています。