使わなくなった車の部品を販売するなどしてボランティア活動の資金を確保しようと25日、宮城県の慈善団体と秋田市のリサイクル会社が協定を結びました。

締結式には、宮城県の日本カーシェアリング協会と秋田市で自動車のリサイクル事業を手がけるカイテンの代表者が出席し、協定書に署名を交わしました。

日本カーシェアリング協会は、災害が発生した地域で被災者に車を無償で貸し出すなどのボランティア活動に取り組んでいて、秋田では大雨災害に見舞われた2022年から3年連続で車を提供しました。

協会は、8年ほど前から廃車や車検切れの車を募り、部品や車両自体を現金に換えて活動に必要な資金の一部に充てています。

協定を結んだことで、自動車の解体・運搬のノウハウをもつカイテンが、寄付された車の回収作業を支援するほか、共同で車の寄付を呼びかけます。

カイテン・畠山敏美社長:
「被災となると迅速な車の回収が求められるので、会社一丸となって取り組みたい」

協会は今後も全国のリサイクル会社と協定を結び、資金の確保を目指します。

秋田テレビ
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