未成年の少女に性的暴行を加えた罪などに問われている元小学校教師の男の裁判で、広島地裁福山支部は懲役3年の判決を言い渡しました。
判決などによりますと、広島市立小学校の元教師安藤慧被告(35)は、去年8月、広島市中区の駐車場にとめた車の中で、当時15歳の少女に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで撮影するなどした罪に問われていました。
きょうの裁判で、松本英男裁判長は「判断能力などが十分でないことに付け込んで、被害者を性のはけ口にした卑劣で、常習的な犯行」と指摘。一方で「被害者と示談を成立させ反省の態度を示している」として懲役3年の判決を言い渡しました。
弁護側は執行猶予を求めて即日控訴しました。