広島市西区の国道2号西広島バイパスで、道路が相次いで陥没したことについて、広島国道事務所は交通量の多さなどが原因と説明しています。
広島市西区観音本町の国道2号西広島バイパスの舟入出口付近で発生した”陥没”広島国道事務所が確認したところ、300メートルの範囲に9カ所の陥没を発見。
雨によりアスファルトの表面がはがれたものとみられ、大きいもので幅1メートル50センチ、深さは8センチほどだったということです。
現場付近では2週間ほど前に別の場所でも3カ所で陥没が起き、道路の補修工事が行われたばかりでした。
広島国道事務所は今回の原因について、現場は交通量が多く傾斜でブレーキをかける車の加重で舗装にダメージかかり舗装が薄くなってしまうためだといいます。
【国土交通省広島国道事務所管理第二課・河野和典課長】
「自動車専用道路ですのでスピードが結構出るところもありますし、信号交差点があるのでブレーキによって制動がかかることが考えられます。交通量が多く大型車も多いということでこういった事象が生じている。今晩も雨が降る予報。同様の事象が起きればすぐに対応できる体制を整えております。巡回もしながら路面の状況を確認していきたい」
<スタジオ>
西広島バイパスの広島市内方面、信号交差点の手前のおよそ400メートルの区間で陥没が相次いで確認されました。
主に「追い越し車線」側で見つかっていて、今月11日に3カ所、きのう9カ所となっています。
広島国道事務所によりますと、こういった陥没はどの道路でも起こりうるものだとしていますが、発生数は多い方だということです。
【記者の目】
取材した胡子記者によりますと
・大型車両の通行が多いことも陥没の発生につながっているということです。
また
・陥没により段差ができているのでタイヤがパンクしたり舗装がはがれて車に当たったりするおそれもあるということで、早急な対応が求められます。
西広島バイパスは交通量が多いし、止まってしまうと影響も大きいですね。
【コメンテーター:広島大学法学部長・吉中信人教授】
「穴の数も多いし穴も大きい。先手先手を打って点検してほしい。特に二輪車がハンドルをとられて転倒すると大変なことになる」