参議院議員選挙が7月3日公示、20日投開票と決まったことを受け、ポスター掲示板の設置が県内で進んでいます。
このうち長崎市の宝町公園では市の選挙管理委員会から委託を受けた業者が候補者のポスターを貼る掲示板を設置しました。
県選管によりますと、有権者数の減少や設置場所の見直しなどにより、県内では前回の参院選より405カ所少ない、4959カ所に掲示板が設置される予定です。
参院選の投開票は7月20日で、長崎市では市内28カ所に期日前投票所を設けるなど、投票率向上に取り組みます。
長崎市選挙管理委員会 西原政彦 事務局長
「17日間という長い投票期間もありますし、28カ所という期日前投票所も開設させていただく予定ですので、ぜひ、当日(の投票)が合わない場合はそちらをご利用いただいて投票いただければと考えています」
今回の参院選から大きく変わったのが選挙ポスターに関するルールです。
2024年の東京都知事選挙を受けて、公職選挙法が改正され、選挙ポスターの品位規定が導入されました。
また、前回の参院選の県内の投票率は48.72パーセントでしたが、投票率の向上を狙って、期日前投票所や高校や大学などでの「移動投票所」を増やすことにしています。
さらに、長崎市では要介護4の認定を受けている約3300人を対象に、投票所への往復のタクシー代を1万円を上限に全額助成する試みを今回から始めます。
参院選の投開票日は7月20日で、県内では今のところ現職と新人あわせて4人が立候補を表明しています。