長崎市はスタジアムシティの敷地内に設置する俘虜収容所の説明版について、今年8月9日までに設置する考えを示しました。

25日は長崎市とスタジアムシティの運営会社、それに元捕虜や遺族との交流を続ける市民団体の3者による協議が行われ、市が説明版のイメージ図を提示しました。

3者は、スタジアムシティの一角に戦時中「福岡俘虜収容所第14分所」があったことを伝えようと、話し合いを重ねてきました。

長崎市被爆継承課 田中祐介 課長
「当初予定していた案で立てて、板を貼る」

設置されるのは、高さ約180センチ、幅約80センチのステンレス製の説明版です。

今年8月9日に間に合わせるためにも、市は現在の説明板に周りの枠を付けて、そのまま使う考えです。

県平和運動センター 米村豊 議長
「一般市民も見られる状況ができた。非常に良かった」「もっとグレードアップしたものを設置できるように求めていきたい」

スタジアムシティの工事現場で見つかった俘虜収容所の構造物などは「保存が必要な被爆遺構にあたらない」と判断され、すべて廃棄されています。

テレビ長崎
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