住宅の窓やベランダから子どもが転落して死亡する事故が相次いでいることを受け、消費者庁の消費者安全調査委員会は、転落防止など住環境を整えるよう指摘する報告書を取りまとめました。
報告書によりますと、2024年までの32年間に起きた6歳未満の子どもが住宅の窓やベランダから転落して死亡した事故は134件にのぼります。
このうち半数近くが保護者の在宅中に起きていて、窓やベランダの近くには子どもがよじ登ることができるベッドやいす、机などの「足がかり」が置かれていたケースが7割を超えたとしています。
消費者安全調査委員会は、家具の配置を工夫するのに加え、子どもが簡単に開けることができない補助の鍵を設置するなど、転落防止対策の必要性を訴えています。