北信濃で収穫最盛期を迎えているネマガリダケ。長野県山ノ内町では先週末、まつりが開かれ名物の「たけのこ汁」に長い列が。野沢温泉村では、さまざまな料理が味わえるイベントが開かれています。
22日、山ノ内町の道の駅にできた長い行列。お目当ては、ネマガリダケがたっぷり入った「たけのこ汁」の振る舞いです。シーズンの最盛期を迎え、恒例の「たけのこ祭り」が開かれ、訪れた人が旬の味を楽しんでいました。
須坂市から:
「とてもおいしいです。違いますね、うちでこういう味は出ないです」
横浜から:
「おいしいです、食べたことなかったので。サバのだしがタケノコにもしみ込んで、めっちゃおいしいです」
「たけのこ汁」は300食を用意しましたが30分ほどで終了。ネマガリダケのおこわもすぐに完売していました。
店舗には志賀高原産のネマガリダケが300キロ近く入荷し、多くの人が買い求めていました。
今年は雪が多く成育は遅れていますが、柔らかく質のいいものが揃っているということです。
山ノ内まちづくり観光局・湯本拓也さん:
「根も太く、できもよかったのかなと思います。ぜひ旬の味をお召し上がりいただければ」
道の駅によりますと、ネマガリダケは6月いっぱいは店頭に並ぶ見通しだということです。
炭火でじっくり焼いた「焼きたけのこ」に、ネマガリダケをたっぷりのせたピザも。屋台でさまざまなメニューを提供しています。
6月20日から野沢温泉村で始まった15回目の「たけのこまつり」です。
村内から:
「おいしい」
愛知から:
「タケノコもめちゃくちゃコリコリしていておいしいです、最高です」
中野市から:
「地域のものを食べられるって一番いいと思うから、みんな食べに来たらいいと思います」
まつりは、2011年3月に栄村で震度6強、村内でも震度5弱を観測した地震をきっかけに、北信濃を盛り上げようと始まりました。
今では、野沢温泉の初夏のイベントとして定着していて、訪れる客も年々増えているということです。
2000円で2200円分の食事ができる「たけのこクーポン」には23日も行列ができていました。
今年は過去最多の15店舗が出店。「たけのこ汁」などの定番メニューからタコスやカレー、ピザなどの創作料理も提供されています。
愛知から:
「料理研究会のおみそ汁(たけのこ汁)とタケノコのご飯です(タケノコの味は?)最高です」
村内から:
「毎年楽しみにしているので。ちょうど冬が終わって、みんなが暇になって、村の人たちが集まって楽しめる場所がある。いいタイミングにみんな楽しんでいると思います」
村内から:
「私はこのピッツァが大好きです。食感もコリコリでめっちゃうまいんだよ!野沢独特の文化とか、人間の温かさにほれて、大好きになりました」
野沢温泉たけのこまつり実行委員会・内田博喜委員長:
「プロの飲食店の方々が多いので、その方々にネマガリダケを使っていただいた。創作料理を楽しんでいただければ」
初夏の味覚をさまざまなメニューで味わえる「たけのこまつり」は6月29日まで毎晩開かれています。