長野県大町市の山林でタケノコ採りの男性がクマに襲われ死亡したことを受け、県は、改めて山に入る際はクマと遭遇しないための対策をするよう呼びかけています。

大町市八坂地区では22日、タケノコ採りに入った男性2人がクマに襲われ、46歳の男性は顔をかまれるなどとて死亡、70歳の男性は腕をかまれて軽いけがをしました。

クマは成獣とみられ、市や猟友会が、現場周辺に捕獲用のおりを設置していますが、まだ、発見や捕獲には至っていません。

県内のクマによる人身被害は今年6件10人で、死者は初めてです。

今回の被害を受け、県は、改めて「山の中ではどこでクマと遭遇してもおかしくない」として注意を呼びかけています。

山に入る際は、「クマが活発になる朝や夕方は避けること」「複数人で行動すること」「鈴やラジオなど音の出るものを鳴らしながら人の存在を知らせること」。

また、クマの足跡やふんを見つけた場合や、子グマを見つけた場合は、そっと立ち去ってほしいとしています。

長野放送
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