自転車の国際ロードレース『ツール・ド・九州』を起点に九州のサイクルツーリズムを推進しようと具体的な施策について議論する戦略会議が、福岡市で開かれました。
23日は、大会の付加価値を高め、観光振興につなげようと実際のコースを活用したプレイベントなどについて意見が交わされました。
これは、スポーツ観戦やスポーツイベントへの参加を目的とした旅行、いわゆる「スポーツツーリズム」による観光振興などを推進する九州運輸局の実証事業の一環として昨年度から行われているもので、日本在住の外国人サイクリストなどが委員を務めています。
今年度の初会合となった23日は、九州運輸局の担当者らがツール・ド・九州を核にした観光コンテンツを作るため、実際のコースを活用したイベントの開催を提案。
委員からはどういったルートで実施するかの質問や、イベントに体験型のコンテンツを盛り込んではどうかといったアイデアなどが出されました。
九州運輸局は、こうした委員からの意見や提案を踏まえ、ツール・ド・九州の付加価値を高めるため、大会のルートを舞台としたプレイベントを実施する方針です。
ことしで3回目となる『マイナビ ツール・ド・九州 2025』は、これまでの熊本、福岡、大分の3県に長崎、宮崎も加わり、10月10日から4日間、熱い戦いが繰り広げられます。