寒河江市の小学校で、地元の企業が講師となり、児童たちに地元の仕事を知ってもらう職業体験が行われた。

この職業体験は、寒河江市商工会青年部が子どもたちに将来の夢や目標を考えるきっかけにしてもらおうと、9年前から行っているもの。
今回は青年部に所属する建設やサービス業など18社が講師となり、寒河江中部小学校の6年生98人が体験をした。

リサイクル事業を行う会社が開いたのは、2024年7月の豪雨で寒河江ダムに漂着した流木などを使い、アート作品としてよみがえらせる講座。
制作を通して、資源として再生できることを知ってもらうのがねらいだ。

(児童)
「リサイクルはとても環境に優しいなと思った」

また学校の駐車場では、児童たちが道路の舗装に使われる「ローラー」と呼ばれる重機の運転を体験。
初めての運転に緊張しながらも、やりがいを感じたよう。

(児童)
「バックのしかたなどたくさん学べて良かった」
「ハンドルを操作しながら後ろを見るのがすごく大変で、運転する人は苦労してるんだなと思った」

このほか児童たちは、カンナで木を削る体験をしたり、飲食店の飲み物を作ったりと、さまざまな仕事に挑戦していた。

(児童)
「さまざまな仕事をしている人がいることを感じてすごいなと思った」
「いろんな楽しいことをしてくれて楽しかった」
「体験を通していろんな仕事を知れたから少し気になる仕事が見つかった」

この職業体験は2025年9月に、市内の寒河江小学校でも予定されている。

さくらんぼテレビ
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