高校生と企業がタッグを組んでこんにゃくゼリーを開発し、山形市で販売会が行われた。使われているのは、規格外のサクランボ。

24日に販売されたのは「さくらんぼこんにゃくゼリー」。
山形学院高校・調理科の生徒と、上山市の丹野こんにゃくがコラボして生まれた商品。

山形市の「ぐっと山形」で行われた販売会では、生徒たちが商品を片手に訪れた人に試食をすすめていた。

(リポート)
「いただきます。サクランボの甘みとこんにゃくの歯ごたえがおいしいです。さっぱりしているのでこれからの夏の時期にピッタリだと思う」

このこんにゃくゼリーに使われているのは、実が小さかったり実がくっついた双子果など、売り物にならなかった規格外の「紅さやか」。
販売は2024年に続き2回目で、ことしは天童市の約10軒の生産者が企画に賛同し、収穫量が大幅に減ると見込まれる中、快く提供してくれた。

(山形学院高校・中田圭佑さん)
「ことしは不作で農家も大変な時期だったと思うが、私たちのために規格外のサクランボを提供してもらい、商品を作ることができたので農家には大変感謝している」

「さくらんぼこんにゃくゼリー」は県内の丹野こんにゃく5店舗とインターネットで販売されていて、在庫がなくなり次第販売を終了する。

さくらんぼテレビ
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