6月24日は梅雨らしい天気になりましたが、そんなこの時期、なんとなくだるかったり、頭痛がしたり、肩こりがひどくなったりしませんか?今回は、そんな不調に自宅で簡単にできる対策をお伝えします。

6月14日に梅雨入りした宮城県。そもそも梅雨とはどんな季節なんでしょう?平野気象予報士に聞きます。

平野貴久気象予報士
「梅雨は春と夏の間にある「第5の季節」なんていう言い方もするんですけれど、日本付近に前線が停滞して、普段よりも雨が降りやすくなる季節、これを梅雨というふうに言うんですね。当然湿度の高い日も多くなります。前線っていうのは一種の低気圧だと思っていただければいいので、気圧の低い日っていうのもこれからしばらく続いていくっていうことになるんですね」

この時期に注意したいのが「体の不調」。湿度の高さや気圧の低さによって起こるものです。ある調査によると、この時期、約半数の人がそうした不調を体感。多くの人が悩まされているようです。

そんな不調を解消する方法。教えてくださるのは、健康運動指導士の咲間優さんです。咲間さんの勤める病院では、通院患者への運動指導や地域の住民に簡単にできるストレッチなどを指導しています。今回は、自宅で簡単にできる解消法を教えていただきます。

まずは、肩や肩甲骨周りをほぐすストレッチ!これは、座ったまま簡単にできます。

坂総合病院 健康運動指導士 咲間優さん
「手の甲を腰骨骨盤のあたりに添えます。そうやったら肘を少し前に出したり、戻したり、これを繰り返してください。前にしただけでボキボキとか。これで背中の上の方、肩甲骨の上の方の筋肉が緩みます」

これを10回から20回繰り返すことで、梅雨だるの症状の一つ、肩こりや背中の張りが解消されます。続いては、ふくらはぎを刺激する運動。

健康運動指導士 咲間優さん
「まず、つま先立ちをしていただいて、下ろしたら今度かかと立ちをします。これを交互に繰り返してみてください。この運動は足のむくみをとったり、疲れとったり、老廃物を流す運動ですし、全身の血流も良くなるので代謝も良くなる。そういった効果も期待できます」

高橋咲良アナウンサー
「温かくなってきました。体が。少しの動きなんですけれども、めぐりが良くなった気がします」

健康運動指導士 咲間優さん
「梅雨どきになるとやっぱり運動不足になりがちで、こういった運動を少しずつ続けていただくと、そういった症状の予防改善効果が得られるかなと思いますね」

続いては、体の中から予防・改善します。
吉田ゆかさんは、みその魅力を広める「おみそ汁マイスター」として料理教室やSNSを通じて食育活動を行っています。みそ汁の何がよいのでしょうか?

おみそ汁マイスター 吉田ゆかさん
「みそといえば発酵食品。腸内環境を良くしてくれるので、免疫力を良くしてくれるところもありますね。あと、必要なミネラルが入っているので、最適な食材なんですね」

ということで、みそを手軽にとれる、みそ汁レシピを教わります。

高橋咲良アナウンサー
「驚いたのがピーマン、なかなかおみそ汁に使うイメージがないんですけれども」
おみそ汁マイスター 吉田ゆかさん
「ピーマンはですね、ビタミンCが入っていて、免疫力を上げてくれるんですね。おすすめの食材ですね」

作り方は簡単!まず食材を一口大にカット。乱切りがおすすめです。そして、一晩水につけて取った昆布だしを沸騰させ、具材を入れて火を通します。

吉田さん:卵を溶き入れてもらって、卵に火が通ったら完成になります。
高橋アナ:完成?
吉田さん:完成です。
高橋アナ:きょう、おみそ汁じゃないですか?吉田さん。
吉田さん:そうですね。みそ入ってないです。

これが吉田さんのみそ汁の、まさに「みそ」なんです!

吉田さん:ここにですね、おみそを器の横によそって。これでおみそ汁の完成です。
高橋アナ:こんなみそ汁見たことないです。どうしてこの形にするんですか?
吉田さん:(みそに含まれる酵素の働きが)60度以上になると鈍くなってしまう。器によそうことで温度が下がるので栄養価が高くなるっていうことで、こういうふうな食べ方を皆さんにもお伝えしています。

果たしてそのお味は?みそを溶かして、食べてみます!

高橋アナ:おみそ汁にピーマン合いますね。
吉田さん:合うんですよ。
高橋アナ:このさわやかの香りとまろやかなみそ、ベストマッチです。
吉田さん:良かったです。
高橋アナ:おみそ汁で体の中から解消できそうです。

仙台放送
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