政府は24日の閣議で、今年の参議院選挙を7月3日公示、20日投開票の日程で行うことを決めたが、野党側からは20日は3連休の中日にあたり投票率が下がりかねないことを踏まえ、政府与党を批判・けん制する声が相次いだ。
立憲民主党の小川幹事長は会見で、SNS上で3連休中日の投票だと投票率が下がるため組織の強い与党側に有利に働くことを狙った日程だとの指摘が出ていることについて問われ、「よもやそういう邪な動機がないことを期待したい。3連休の中日なので外出・行楽・帰省を含めてお出かけになる方が多いかもしれないが、最近は期日前投票もずいぶん盛んになっているので、早め早めの投票呼びかけを含め、党としては投票率の上昇、我が党の党勢拡大に全力を挙げたい」と述べた。
また、国民民主党の玉木代表も会見で、「3連休の中日にすると投票率が下がって組織力の強い自民党・公明党・共産党が有利になるみたいな話があるが、私はそう簡単ではないと思う」と指摘し、「そういうなめたことで考えているとしたら大きなしっぺ返しを受けると思う。本当に若者をなめるなと言いたい」と批判。「姑息」とも言及した。