6月24日の山陰地方は、停滞している梅雨前線の影響で断続的に雨が降っています。
25日にかけても不安定な天気が続く見込みで、これまでの雨で地盤が緩んでいる所では、土砂災害に注意が必要です。
山陰地方には、停滞している梅雨前線の雨雲がかかっていて、午前中は島根県西部を中心にまとまった雨が降りました。
また、23日夜から24日未明にかけては湿った空気が流れ込んで、所々で雨雲が発達し、局地的に強く降りました。
午前9時半までの48時間での降水量は、島根県の津和野で56ミリ、鳥取県の大山で118.5ミリ、鳥取市佐治で101.5ミリなどで、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。
梅雨前線は、25日にかけて朝鮮半島付近まで北上する見込みで、この前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、不安定な天気が続くと予想されています。
24日も所々で時間雨量20ミリの強い雨が降ると予想されるほか、25日朝までの24時間の予想降水量は、山陰地方の多いところで70ミリとなっています。
気象台は、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
交通機関への影響です。JRでは、岡山県内の伯備線で落石を知らせる装置が作動したため、2日朝からの特急やくもの上下線あわせて6本が運休しています。
このほか木次線の一部区間などでも運転見合わせとなりました。