6月23日から24日未明に激しく雨が降った岐阜県内では、一夜明けた24日朝、住民が住宅を片づける作業などに追われました。

 6月の観測史上最も多い、24時間で195ミリの雨が降った高山市では24日朝、住民が住宅の庭まで流れ込んだ土砂をショベルカーを使い片づける作業に追われていました。

 午前4時20分までの1時間に120ミリの雨が降ったとみられる関市では、一夜明けても田んぼの水があふれて道路が冠水していました。

 この大雨で、上水道の水源となる川の濁りが強まった影響で、最大1万5000戸に断水の恐れがあるとしていた高山市は、24日朝、川の濁りが低下し浄水作業を開始したとして、大規模な断水は回避されたと発表しました。

 気象台は、これまでの雨で地盤が緩み、土砂崩れが起こりやすくなっているとして、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、川の増水などに警戒するよう呼び掛けています。

東海テレビ
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