南陽市は、長引くコメの価格高騰を受けて家計の負担を軽減しようと、県内で初めて市民に「お米券」を配布することを決めた。
南陽市が配布する「お米券」の対象者は、6月1日時点で住民基本台帳に登録されている市民全員で、母子手帳の交付を受けた妊婦には胎児分も配布される。
1人当たり「440円分のお米券が1枚」配布され、7月下旬~8月中旬までに世帯主にまとめて郵送される。
「お米券」にかかる事業費は約1600万円で、南陽市民2万8900人が対象となる。
「お米券」は全国どこでも使える商品券で、南陽市内ではスーパーやドラッグストアなど約20店舗でコメに引き換えることができる。
コメの価格高騰を受け、「お米券」を市民に配布する事業は県内ではこれが初めてで、南陽市は「家計の足しにしてほしい」としている。