林官房長官は、24日午前の定例会見で、イスラエルとイランの間で停戦合意が交わされた、とアメリカのトランプ大統領が発表したことについて「発表を歓迎している、実施に移されていくことを強く期待する」と述べた。
中東情勢を巡っては、24日未明にイランがカタール国内にある米軍基地をミサイル攻撃するなど、軍事衝突が激化していたが、その後一転して、トランプ大統領が自身のSNSでイスラエルとイランの全面的な停戦について発表した。
こうした動きについて林長官は「我が国としては、事態を早期に沈静化することが何よりもまず極めて重要だ」と強調した上で「報復の応酬を懸念しており、アメリカ・イランの協議を始め、対話の道が再開されることを強く望む」と述べた。
トランプ大統領が発表した停戦については「歓迎しており、これが実施に移されていくことを強く期待する。今後の推移について重大な関心を持って注視する」と述べた。
また、引き続き中東地域の日本人の安全確保に引き続き万全を期す考えを示した。