IOC(国際オリンピック委員会)の会長の引き継ぎ式が23日、スイス・ローザンヌで行われました。

12年間IOCを率いたトーマス・バッハ会長の後任として就任するのは、アフリカ・ジンバブエ出身のカースティ・コベントリー氏(41)です。

コベントリー新会長:
この旅を皆さんと共に歩めることを本当に光栄に思います。未来に何が待っているか、本当に楽しみです。

23日の引き継ぎ式で、退任するバッハ会長は「新しい時代には新しいリーダーが必要だ。彼女が選ばれたことは世界への強力なメッセージだ」とエールを送りました。

一方、コベントリー氏は「私は皆さんとともに、(オリンピックが)人生を変え、分断された世界で希望の灯台であり続けるために協力していくことを楽しみにしている」と述べました。

コベントリー氏は、女子背泳ぎで2004年のアテネオリンピックと2008年の北京オリンピックで金メダルを獲得しています。

IOCの会長に女性が就任することも、欧米出身者以外が就任することもいずれも初めてです。

任期は8年間で、まずは2026年2月に始まるミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックに向け、会長として手腕を振るうことになります。

フジテレビ
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国際取材部
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