6月22日、アメリカ軍がイランの核施設を攻撃しました。去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表理事で仙台市在住の木村緋紗子さんはあくまで話し合いで解決してほしいと話します。
日本被団協代表理事 木村緋沙子さん(仙台市在住)
「戦争で平和にはなりません」
木村緋紗子さんは8歳の時に広島で被爆しました。去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表理事も務めています。
日本被団協代表理事 木村緋沙子さん(仙台市在住)
「私たちは核兵器廃絶を、戦争はしてはならないと運動している。口で相手方に話をして和解をしてほしいと思っている。私たちは原爆を受けた人間だから、心底それはわかっている。アメリカのイラン攻撃はただの脅し。でも脅しが本物になることだってあり得る。絶対にこれはやっちゃいけないこと」
木村さんは23日、慰霊の日を迎えた沖縄も思いをはせます。
日本被団協代表理事 木村緋沙子さん(仙台市在住)
「以前沖縄を訪問し、すごくひどかったのだと分かった。我々被爆に加えて、沖縄の問題も語っていかなくてはならないと感じた。沖縄の人たちはどれだけ犠牲を被っているのかと、申し訳ないという気持ちが、私はわきました」
そして、最後に自身の被爆体験を踏まえ、語気を強めました。
日本被団協代表理事 木村緋沙子さん(仙台市在住)
「本当にあの戦争経験はいらない。本当に」